2010年11月25日木曜日

なかなかのショッピングモール 「シー・プラザ」

セネガルの首都ダカールが、わたしたちが想像する以上に発展していることを示す好例が、ショッピングモール「シープラザ(SEA PLAZA)」だ。

スーパーすらないと勝手に思っていた私にとって、初めてここを見たときの驚きは忘れられない。ここは本当にアフリカなのか、と思ってしまった。


メインエントランスから階下を眺める


ここは、早い話がららぽーとみたいなもので、スーパー「カジノ(Casino)」をはじめ、服飾、時計、メガネ、スポーツ用品、書店、フードコートなどがテナントとして入っている。なかでも驚いたのはベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON)やヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)まで入っているところ。なかなかやるのだ。

最近では、ボーリング場「Red Bowl」がオープンした。うわさによると映画館もできるらしい。




フードコートにはレストランとファーストフード店がいくつか入っている。値段は安くない。
味はまあ普通である。

フードコート
ハンバーガーセット。これで700円くらいだろうか

客の多くは外国人(つまり現地セネガル人ではない)だ。ここでの日本人遭遇率は高い。

2010年11月7日日曜日

セネガルの通信手段:携帯電話

セネガルでは携帯電話がすっかり普及しており、大人であれば一人一台は普通に持っている。

機種でいうとよく見るのがノキア(NOKIA)。あとはLG、SAMSUNGあたりだろうか。
スマートフォンもあるが持っている人はあまり見かけない。iPhoneは3Gが売られている。

これは私が使っているNOKIA。古い機種なのでかなり厚い

この写真のようにコンパクトな携帯が多く、二つ折りのものは見かけたことがない。
値段は一番安いもので15,000Fcfaなので、日本円にすると3,000円くらいと安い。


携帯を買ったらまずSIMカードを買って電話に取り付ける。これが1,500Fcfa(約300円)くらい。それからプリペイドカードを購入する。

オレンジカード。このカードを買って携帯にチャージする


このカードを買って、裏の銀をこすると14桁の番号が出てくる。これを携帯電話に入力すると、カード分の金額がチャージされる仕組みだ。

チャージの方法はカードの裏に書いてある。まず「*123*」と押し、カードの番号を入れてから「#」を押して最後にコール。そうすると金額分がチャージされる。

カードは1,000Fcfa、2,500Fcfa、5,000Fcfa、10,000Fcfa、25,000Fcfaとあって、金額が増えるほどサービス分が多くなる。たとえば10,000Fcfaを買うと2,000Fcfa分おまけがついてきてけっこうお得だ。

このカードは道ばたで買うことができる。ちょっと人通りの多いところへ行けば、カードを売り歩いている男がうろうろしているので彼らから買う。たまに50%の割引(Promotion)をやっているときもある。


着信音はNOKIAの場合、デフォルトで設定されているNOKIAのテーマ曲にしている人が多いため、「チャラチャンチャン チャラチャンチャン チャラチャンチャン チャーン」というメロディをよく耳にする。そのたび、まわりの人たちが自分の携帯が鳴っているのではないかと一斉に確認するのがおもしろい。

また、たまに着信音でイスラム教のお祈りが聞こえてくることがあって、それもまたおもしろい。

2010年10月7日木曜日

セネガルの交通手段:タクシー(2) 金額交渉について

慣れればおもしろくもあるがいちいち面倒くさいタクシーとの交渉について。


セネガルのタクシーは料金が決まっていない。すべて運転手との交渉である。交渉力のいかんによって大きく金額が変わってくる。

とはいえまったく相場がないわけではない。目的地への距離や荷物の量などによって大体の金額が決まってくるのだが、素人にはなかなかつかみにくい。

セネガルでタクシーを使うときは、乗る前に金額交渉をするのが必須である。乗客が外国人であれば、ほとんどすべてのタクシードライバーが金額をふっかけてくるので、値下げ交渉をする必要がある。

とにかく乗る前に必ず金額交渉すべき。
そうしないと目的についてから法外な金額を要求されることも



交渉の例を挙げよう。

わたし:「ボンジュール。○○へ行きたいんだけど」
タクシー:「2,000フラン」
わたし:「ありえない。そりゃ、高すぎる」
タクシー:「1,500フラン」
わたし:「いや、ここからそんなに遠くないでしょ」
タクシー:「1,200フラン」
わたし:「だめ。1,000フランで」
タクシー:「いや、1,200フランだ」
わたし:「じゃあいいよ。ほかのタクシーを探すから」

ここで、1,000フランが相場にのっとった金額であれば、ドライバーは手で「乗れ」という合図をする。
が、相場に合わない場合は、そのまま立ち去ってしまう。


500フランの違いというのは、日本円でいえば100円程度の違いでしかないが、なるべく妥協しないように心がけている。その分、気疲れも多いのだが。


相場のつかみかたとしては、上記の例のようなやりとりをして大体のボーダーラインを知るという方法がある。もう1つのやり方として、わたしは最近では、フランの金額をそのまま円に置き換えることでおおまかな感覚をつかむようにしている。

たとえば「1,500フラン」と言われたら、日本円の「1,500円」だと考え、日本のタクシーを使った場合1,500円で行ける距離と比較して、割に合うかどうかを判断している。これは独自のやり方だが、今のところ目安をはかるのに役に立っている。

セネガルの交通手段:タクシー(1) そのおんぼろ度合いについて

セネガルの首都ダカールには電車も走ってはいるが、あまりメジャーではなく、交通手段はもっぱら車である。現地の人々は乗り合いバスでよく移動するが、わたしのような異邦人にとってバスはいささかハードルが高いので、タクシーを捕まえることが多い。

乗り合いバス。なかなか派手な外観だ


ダカール市内であれば、あちこちにタクシーが走っているので、通りに出ればすぐにタクシーを捕まえることができる。特にわたしのような異邦人は絶好の金づるなので、道をただ歩いているだけでもやたらとタクシーに声をかけられる。

セネガルのタクシーは黄色に黒を組み合わせた外観をしているのですぐにわかる。

セネガルのタクシーは大体このような外観


たまにきれいなタクシーも走っているが、ほとんどはぼろタクシーである。それも、日本の感覚では考えられないほどおんぼろのタクシーが平気で走っている。ギャグマンガかコントでしか見たことのないぼろぼろの車が続々と走っているのを見ると、もはや畏敬の念すら覚える。

最近ようやく車を手に入れたのでタクシーに乗ることが少なくなったが、それまでは子どもの送り迎えで毎日少なくとも3往復、計6回はタクシーに乗っていたので、おんぼろタクシーにもすっかり慣れてしまった。

これまで乗ったタクシーたちのおんぼろ例は以下の通りである。

  • ドアが開かない、閉まらない
  • 窓が開かない、閉まらない
  • シートベルトが締まらない、あるいは元々ない
  • スピードメーターが動かない
  • シートがぼろぼろで中身が出ている
  • ヘッドライトがない
  • フロントガラスが激しく割れている
  • ミラーがない
  • タイヤのホイールが斜めになっている
フロントガラスが銃で撃ち抜かれたように割れている。なかなかバイオレントだ

オリンピッククラブというスポーツ施設の前には、
なぜかいつもぼろタクシーが並んで待っている


いつドアが外れてもおかしくないようなタクシーに乗り慣れてくると、日本でどんなおんぼろカーに乗っても驚かない自信だけはついてきた。

2010年10月2日土曜日

セネガルのホテル 「メリディアン・プレジデント」

成田からパリを経由してセネガルのダカールに着き、まずはじめに泊まったのがホテル メリディアン・プレジデント(le Meridien President)である。

参考URL

私は予約などの手配は一切していなかったのでどんなホテルかまったくわからずにいたのだが、着いてみたらかなり豪華なので驚いてしまった。敷地が途方もなく広く、一体どこまでがホテルなのかわからないほどであった。

エントランスロビー

エントランスロビーから見上げたところ
部屋の中。これはサブの部屋。

1階ロビー。ホテルの中にレストランやバー、
売店やビジネスセンター、美容院などが入っている


バオバブの樹


朝食を食べたレストラン

こんなに豪華なホテルに泊まったのには訳がある。ダカールは子どもを遊ばせられるエリアが少ないため、このホテルのプールで子どもを遊ばせたほうが、長旅のストレス解消によいというアドバイスを経験者からいただいていたからだ。

はたしてそのアドバイスは正しかった。まったく右も左もわからず気軽に外に出られない状況の中で、子どもたちをホテルの部屋に数日閉じ込めておいたら、子どもというよりこっちがおかしくなるところだった。

外観の一部
これがホテルのプール

ホテルのプールはとてもきれいで、小さな子ども専用の浅いプールも付いていたので、かなりゆったりと遊ばせることができた。ここに3日間泊まったが、毎日時間があればプールへ行った。




すぐ目の前が海

宿泊費は安くはないが、空港からも近いのでダカールに来たらまずはここに泊まることをおすすめしたい。

2010年9月26日日曜日

ダカールの車窓から(1)

タクシーから見た風景をとりとめもなく載せます。雰囲気だけでも感じ取っていただければ。








こういう工事中の建物をよく見かける

ここはスクランブル交差点のようなところでよく混み合う。
ちなみに左に見えるおじさんは服(下着?)を売っている。一体誰が買うのか





これはけっこう街中。こういう近代的な建物もある



セネガルのお金(2) お金の扱い

セネガル人のお金の扱いはかなり雑だ。日本人がいかにお金を大事に扱うよう育てられてきたかがよくわかる。


この写真のお札はどちらも同じ1,000CFA札だが、まるで別人である。

どうやったらここまで汚くできるのか、むしろ感心する

さすがに上記の写真は相当汚い例ではあるが、日本ではなかなかお目にかかれないクオリティのお札が、ここセネガルでは平気で出回っている。


下の写真は2,000CFA札である。汚くなっていく変遷がわかるだろう。

お札汚濁の過程

日本ではお金は大事なものとして、まるでお札(ふだ)か何かのように丁重に扱われているので、お札を10枚まとめてホッチキスで留めるというのも、初めは抵抗があった。

よく見ると左下のほうがホッチキスで留められている

このようにお札を10枚束ねるときは、1枚だけ向きを変えて半分に折り、重ねてホッチキスで留める。これは銀行からもらったお金である。かなり合理的な方法ではあるが…。


銀行で換金した札束。これも10枚ごとにホッチキスで留められている




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